長﨑莫人（ながさき ばくじん、1929年生まれ）は、富山県朝日町出身の日本画家であり、独自の表現主義的な画風で知られています。
富山大学在学中に油彩画を学び、県展での受賞をきっかけに画家を志しました。
その際、審査員を務めていた版画家・棟方志功に才能を認められたことが大きな転機となりました。
大学卒業後は上京し、日本画に転向。
1958年には岩崎巴人や谷口山郷らとともに「日本表現派」を結成し、主観的な表現を重視した革新的な作品を発表しました。
彼の作品は、山岳や農村、仏像などをモチーフに、墨の濃淡や力強い筆致で自然の生命力や精神性を表現しています。
また、中国やインドなどの仏教遺跡を巡り、現地でのスケッチや記録をもとにした作品も多数制作。
その中には、龍門石窟やマドラス州立博物館の仏像を題材にしたものも含まれています。
長﨑莫人の作品は、富山県や南砺市の文化施設に収蔵されており、地域の美術展や個展でも広く紹介されています。
彼の画風は、伝統的な日本画の枠にとらわれず、独自の視点と技法で自然や宗教的題材を深く掘り下げたものとして高く評価されています。



額寸法★約61×77
作品寸法★約38×53


・ガラス板が付属しています。
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また、定期的に強度が低下していないか確認する事をお勧め致します。


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